プージャーはB系ファッションと似ている！

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・買う側＝ファッション、売る側＝スポーツ

ジャージの中でも、若者を中心に絶大な人気を誇るプーマジャージシリーズ、"プージャー"。

このプージャー、主にファッションとして着られているにも関わらず、今でも売っているのはスポーツ店が中心です。はてはて、この時点ですでに買う側と売る側の認識の違いが見られます。


プージャーはスポーツジャージではない！ファッションジャージだ！
そうなんです、それで良いんです！僕もそう思います。

じゃあ、ファッションはファッションでも、一体何ファッションなの？
・・・現行のファッションで言い換えるならそれは"B系"ファッションに近いものがあります。



・"B系"ファッションとは

B系ファッションと言えば、ラッパーの外国人をイメージする人が多いのではないでしょうか。
一回りも二回りも大きなサイズのパーカー・トレーナー、ズボンもダボダボのダボファッション！ストリートファッションにも通ずるものがあります。

あのゆる～い感じが若者に受け、一昔前に流行もしました。
今でもラッパーやダンサーの間では取り入れられ続けているファッションです。

では、B系ファッションを知らない若者もいると思うので、基本に返ってwikipediaを見てみましょう。
wikipediaにはこう書いてあります。


＞B系（ビーけい）は、ヒップホップ、R&Bアーティストなどのアフリカン・アメリカン（アフリカ系アメリカ人）の文化や服装を模した日本人。また広義にレゲエ文化も含むことがある。服装や音楽を含む文化の傾向。（参照：Wikipedia「B系」の項より）


ヒップホップだけではないんですよね。
現代の音楽シーンでも有名なR&B、レゲエの分野でも取り入れられるファッションなんです。


また、傾向についてはこう標記されています。


＞サイズの大きい服や、大きめのネックレスやブレスレットなどの装飾品、アーティストのPVを模した服装が好まれる。（参照：Wikipedia「B系」の項より）


ヒップホップと言えば、ラップ系音楽で有名になったオレンジレンジ（※狭義の意味ではラップではない）なんかも、サイズの大きな服・アクセサリーが目立っている印象があります。



（Amazon商品　オレンジレンジデビューアルバム『オレンジボール』）


J-POPの多くの人に知られている所に限って例を挙げますが、Def Tech（一応J-POP？）や湘南乃風、Aqua Timezなんかも、そうしたイメージがあるのではないでしょうか。



（Amazon商品　Def Techのアルバム『Def Tech』）


B系と言えば、大きなニット帽も印象的ですね。

また、2010年以降の音楽シーンでも、
清水翔太がB系ファッションを取り入れたシーンを見せる事があります。



（Amazon商品　清水翔太のアルバム『Naturally』）


J-POP界のR&Bで有名な彼も、こうした大きめのジャンパーを羽織るなどファッションに取り入れているシーンがあります。流行は去っていますが、今となっては"レトロ"的なファッション表現にもなっているようにも見えます。

他にもR&Bやヒップホップの世界を深く見ていけば、色んなアーティストがまだB系ファッションを取り入れています。もはや流行と言うよりも、そのジャンルの形となっているのでしょう。



・B系ファッションとプージャーの関連性

ではそのB系ファッションとプージャーには一体どんな関連性があるのか？

まず注目したいのが、B系のWikipediaに書かれていた部分。
"サイズの大きい服"、"大き目のネックレスなどの装飾品"と言う２点。この２点を大きな特徴とするのがB系ファッションです。そして、プージャーの大きな特徴である"サイズの大きい服"に繋がってきます。

大きいのはサイズだけではありません。
B系ファッションではデザインも派手で大きなものが多くあります。


例えばこちらの服

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楽天で「B系　ファッション」と検索して一番上に出てきたズボンです。

『3G HIP HOP street wear mega shop』と言う、まさしく名前そのまんまのB系を取り扱うショップの商品。ペンキで塗りたくったようなデザインが超ド派手！

B系 ファッション HIPHOP ヒップホップ ストリート系 メンズ スケーター　ファッション 大きい... 価格：3,300円（税込、送料別）

こちらのトップスの商品タイトルにも表記されていますが、"ストリート系"とも言いますね。
こちらも派手なデザインのトップスです。


そして、プージャー

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大きなバックプリントのシンプルながらも派手なデザイン、これがまさしくB系そっくりなんです。

そして、プージャーの大きな特徴とも言えるこのゆったりしたシルエット、大きめの作り・・・ここまで来ればB系ファッションとは切り離せない関係にあるのではないかと思うんです。

俗に"プージャー"と呼ばれているものの中には、バックプリントのついていないタイプのものも存在しますが、ファッションとして着用されているのはやはりバックプリントのついたタイプがメインです。バックプリントがなくなるだけで、かなり印象が変わってきます。


続いて２点目の"大き目のネックレスなどの装飾品"について。

こちらもプージャーを着まわしている人達を見ると非常によくわかります。
プージャーのチャックを途中まで開け、その胸元に付けているアクセサリーを目立たせるファッション、この着こなしをしている人が、ヤンキー系を中心に多く見受けられます。

そうです、まさしくプージャーはB系ファッションとして着られていたのです。


もちろんこれは昔からのメイン層であり、全ての着こなしがこのようなタイプではありません。それに近代の傾向はこの傾向から遠ざかっているようにも思えます。

しかし、服の作りから言うと、まごうごとなきB系ファッション。
つまり、それを知らない人による着こなしには違和感が生じる、と言った可能性があるのです。

そう、これがプージャーの近年における最大の問題点。そう僕は捉えています。



・B系でもない、スポーツジャージでもない"プージャー"

プージャーの着こなしについて、答えを求める人が多くいるのも、過去のB系ファッション流行の流れを知らない人達と、知っている大人達との間に認識の違いがあるからだと考えています。

じゃあB系ファッションとして着ればいいじゃん！と言っても、それはラッパーやR&Bシンガーでもない限り、"ただの時代遅れファッション"として捉えられてしまいかねません。


それじゃあどう着こなせばいいの？

色んな議論が皆さんの中でもされている事と思います。・・・故に、すぐにここでその答えを出す事はできません。別の項で語って行きます。そしてその答えは僕だけではなく、これからみんなで作っていくものでもあるのです。プージャーは単なるB系ファッションでもなく、スポーツファッションでもない、"プージャー"と言う一つのジャンル。

そしてそのプージャーというジャンルの上には、"ジャージファッション"あるいは"セットアップファッション"などと言った分野に大別できるのではないかと考えています。


B系などの、過去のファッション界における歴史を参考にしながら、どう着こなすのが現代ファッションとしてしっくり来るのか。それを探していきましょう。過去の歴史があるからこそ、異なる世代間で認識の違いが生まれるのです。








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ジャージの基本を徹底解剖

毎度、色んなことに挑戦していますが、
今回はサイトを作る上でも大きな基本コンテンツとなる"ジャージの基本"を語っていきたいと思います。

ジャージでも有名な"プージャー"　"アディダスジャージ"の２点についても深堀りして語っていく予定ですが、色々と同時進行で更新していきます。今回のはブログカテゴリーを
『ジャージ　徹底解剖』と称して語ります。このシリーズは、これから先も流行が左右する中でも更新し続けていく予定です。いつまで続くかわかりませんが、よろしくお願いします。


そもそも、現代における"ジャージ"の認識"がおかしな方向にあるのではないかと感じてならないのです。商品開発において、若者の認識、大人の認識においても・・・様々な観点からメス入れてみます。








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